ティモシー・フィリップス
投稿日: 2018年4月24日
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)は、AppleのA12プロセッサを7nmプロセスで生産開始する準備を進めているようです。これは、7nmプロセスを採用した最初のAシリーズチップの一つとなります。この変更により、iPhone 8とiPhone Xに搭載されているA11 Bionicチップの製造に使用されている現在の10nmプロセスから、より低いプロセスで製造されることになります。
これにより、チップをより小さなスペースに搭載できるようになり、バッテリー駆動時間の延長、発熱量の低減、処理能力の向上といったメリットが期待できるため、Appleと消費者の両方にメリットがもたらされます。TSMCはSamsungと受注を分担すると見られていましたが、7nmプロセス技術におけるTSMCの優位性により、今年のiPhoneの受注を全て獲得したようです。
AppleはTSMCの最大の顧客の一つであり、このチップメーカーは今年後半に5ナノメートル施設の建設を開始する準備を進めており、3ナノメートル工場の建設は2020年中に開始される可能性があると言われている。
著者
ティモシー・フィリップス
Twitterの@itstimothyp
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