トム・サイクス
投稿日: 2023年1月23日
Apple は、Apple ID のセキュリティキーのサポート、HomePod のハンドオフプロンプトの再設計、iCloud の高度なデータ保護機能の可用性の拡大、緊急 SOS の呼び出し手順の変更などを追加した iPhone のアップデートである iOS 16.3 をリリースしました。
Appleの新しいiPhone用iOS 16.3アップデートは、現在無線で利用可能で、設定アプリを開いて「一般」をタップし、「ソフトウェア・アップデート」を選択することでダウンロードできます。この新しいリリースは、iPhone SE(第2世代)から最新のiPhone 14シリーズまで、すべてのiOS 16対応デバイスに展開されています。
iOS 16.3は、昨年リリースされたiOS 16.2と比較すると、比較的マイナーアップデートです。本日より、ユーザーはサードパーティ製のハードウェアセキュリティキーを使用してApple IDの保護を強化できるようになります。セキュリティキーを有効化したユーザーは、2要素認証のうち1要素としてハードウェアセキュリティキーを必須とすることで、Appleの2要素認証を強化します。
画像: Apple
Apple は本日、iOS 16.3 のリリースにより、iCloud の高度なデータ保護機能の利用範囲を世界中のすべてのユーザーに拡大し、エンドツーエンドの暗号化を使用して最も機密性の高い iCloud データの大部分を保護し、信頼できるデバイスでのみ復号化できるようにする選択肢をユーザーに提供します。
Appleは昨年、米国でiCloud Advanced Data Protectionを開始し、エンドツーエンドの暗号化を使用する機密データカテゴリの総数は23になりました。新しいAdvanced Data Protection機能により、Appleはデバイスのバックアップとメッセージのバックアップ、iCloud Drive、メモ、写真、リマインダー、ボイスメモ、Safariのブックマーク、Siriのショートカット、ウォレットパスにもエンドツーエンドの暗号化を提供します。
画像: Apple
iOS 16.3 では、iPhone から HomePod に音楽を渡すときに新しい HomePod ハンドオフ プロンプトが追加され、緊急 SOS 機能が変更されました。これにより、iPhone ユーザーは、緊急 SOS モードを有効にするときに、デバイスが自動的に緊急サービスに電話する前にボタンを放す必要が生じました。
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トム・サイクス
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