トム・サイクス
投稿日: 2022年12月30日
日経アジア紙の報道によると、アップルのサプライヤーは、中国国外でのHomePod生産の実現可能性をテストするためにベトナムに生産ラインを建設しているとのことだ。同紙は、アップルがサプライチェーンの多様化と中国からの生産移転を目指しており、東南アジアの国がいかにアップルにとって最大の焦点になりつつあるかを報じている。
報道によると、HomePodは現在ベトナムで生産テストが行われている3つのデバイスのうちの1つで、Luxshare PrecisionとFoxconnがAppleの指示に従って一部の製品組み立てを中国から移転することを検討しているため、Apple Watchと一部のMacBookモデルに続いてベトナムで試作製造が行われている。
「AirPods、Apple Watch、HomePodなど…AppleはiPhoneの製造以外にも、ベトナムで大きな計画を立てています」と、事情を直接知る関係者の1人が語った。「MacBookの部品は以前よりもモジュール化が進み、中国国外での生産が容易になっています。しかし、コスト競争力をどう高めるかは別の課題です。」
アップルは2020年からベトナムでエアポッドを生産しており、ここ数年にわたりサプライヤーに対し、中国国外への工場移転を検討するよう働きかけてきたが、その主な原動力は米国との緊張関係にある。
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トム・サイクス
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