トム・サイクス
投稿日: 2020年6月2日
アップルはワイヤレスイヤホンの予想以上の需要を受けて、 2020年を通じてAirPodsの生産を「積極的に」増やす計画だったが、新型コロナウイルスの流行でサプライヤーが生産停止を余儀なくされ、その計画は危機に瀕している。
Nikkei Asian Reviewは、AirPodsの製造元であるLuxshare、Goertek、Inventecはいずれも、感染拡大の影響で組み立てを中止しており、早ければ来週にも生産を再開する予定だが、他のサプライヤーからの部品不足により、Appleの生産計画が危険にさらされる可能性があると報じている。
報道によると、Appleのサプライヤー3社は「AirPodsの組み立てに必要な2週間分の材料と部品」を保有しているという。
「大きな懸念の一つは、中国の他の部品サプライヤーがスムーズに生産を再開し、最終組み立てに必要な部品を十分に生産できるかどうかだ」と関係者は述べた。「来週、事態がどうなるかは様子を見てみなければならない。もし組立業者が2週間で十分な部品を供給できなければ、大きな問題になるだろう」
Appleは、新型ワイヤレスイヤホンの「需要の高まり」に対応するため、サプライヤーに対し、2020年前半にAirPodsを4500万台生産するよう依頼したとされている。
報道によれば、Appleは2020年にAirPodsを最大8,500万台出荷し、収益は倍増すると予想されていた。
著者
トム・サイクス
今話題の
あなたも好きかもしれません