スティーブ・ジョブズの個人的な信念 | The Apple Post

Apple Post 投稿日: 2017年1月1日

よりスピリチュアルな側面として、スティーブ・ジョブズは禅仏教の信奉者ではあったものの、特定の宗教は持たなかった。1970年代後半、彼はロスアルトスの禅センターで瞑想セッションや原始的叫び療法を受けていた。このセンターは曹洞宗の僧侶、乙川光文千野が率いていた。ジョブズは後に乙川を師と仰ぎ、NeXT社の「スピリチュアル・アドバイザー」として、そして1991年にはローレンとの結婚式にも彼を招いた。二人の関係を描いた漫画『スティーブ・ジョブズの禅』が出版されている。
神と死後の世界について、彼は晩年、ウォルター・アイザックソンに自身の信念を説明した。「彼は40年近く前のインドでの体験、仏教の研究、そして輪廻転生と精神的超越についての見解を語った。『神を信じるかどうかは五分五分だ』と彼は言った。『人生の大半で、我々の存在には目に見える以上の何かがあるはずだと感じてきた』。死を前にした彼は、来世を信じたいという思いから、可能性を過大評価していたのかもしれないと認めた。『死後も何かが生き続けると考えるのが好きなんだ』と彼は言った。『これだけの経験や、もしかしたら少しの知恵を積み重ねても、それが消えてしまうというのは不思議な感じがする。だから、何かが生き続ける、もしかしたら意識が生き続けるのだと信じたいんだ』彼は長い間沈黙した。「でも、一方で、もしかしたらオンオフスイッチのようなものなのかもしれない」と彼は言った。「カチッ！すると、君は消えてしまうんだ」