トム・サイクス
投稿日: 2023年1月1日
2019年8月にサービスが開始されてから3年以上経ったが、Appleは米国外でApple Cardの利用を拡大することなく、さらに12か月が経過した。
投資銀行ゴールドマン・サックスと提携して作られたApple Cardは、ユーザーがiOSのWalletアプリ内で支出を追跡し、請求書を管理できるようにする。手数料は完全に無料で、従来の銀行に比べて金利も低い。
ユーザーは、iPhone、iPad、Apple Watch、Mac の Apple Pay で Apple Card を使用して購入できるほか、オプションのチタン製 Apple Card バンキング カードを使用しても購入できる。Apple Card バンキング カードにはカード番号やセキュリティ コードが印刷されておらず、世界で最も安全なクレジットカードとなっている。
AppleはApple Cardの提供開始以来、これを米国の顧客のみに限定してきたが、今年初めにAppleが英国のオープンバンキングのスタートアップ企業であるCredit Kudosを買収したことで、英国でサービスが開始される可能性が示唆され、また、カナダでは2021年にAppleが「Apple Card」という名称の商標登録を承認されるという噂もあったが、この2つの展開は結局実現しなかった。
画像: Apple
クレジットカード業界の仕組みは、米国と世界の他の国々では異なります。加盟店がカード決済を受けるたびに請求する手数料は、米国に比べて比較的低いため、Appleが米国で提供しているようなApple Cardの特典(例えばDaily Cashキャッシュバックなど)をAppleが提供しにくい状況となっています。
過去3年間、Apple Cardの利用範囲は拡大されておらず、少なくとも現時点ではAppleはサービスを米国ユーザーに限定することに満足しているようだ。Appleは国際的な展開の計画について何も発表していないが、多くのユーザーは新年にはAppleが本国以外にもサービスを拡大することを期待している。
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トム・サイクス
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