ティモシー・フィリップス
投稿日: 2021年8月18日
Apple Cardの発行元であるMastercardは、カード裏面の磁気ストライプを廃止すると発表しました。プレスリリースではApple Cardについては具体的に言及されていませんが、クパチーノに本社を置く同社のクレジットカードにも同様の変更が加えられると推測されます。
これらの変更は、アメリカのカード所有者の81%が磁気ストライプのないカードでも問題ないと回答し、92%が磁気ストライプがなくなった場合でもカードの利用頻度を増やすか現状維持すると回答したという調査結果を受けて発表されました。また、ICチップと非接触決済の導入により、クレジットカード/デビットカードの利用がより安全になり、盗難被害も軽減されるとネットワークは述べています。
ICカードが既に広く普及しているヨーロッパなどの地域では、2024年以降、Mastercard決済カードから磁気ストライプが廃止され始めます。米国の銀行は、2027年以降、磁気ストライプ付きのICカードの発行を義務付けられなくなります。2029年までに、Mastercardのクレジットカードとデビットカードの新規発行には磁気ストライプは適用されなくなります。米国とカナダのプリペイドカードは現在、この変更の対象外です。
著者
ティモシー・フィリップス
Twitterの@itstimothyp
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